宮古島の秘郷・大浦部落

大浦(うぷら)は宮古島の中心地から車で10分。市内にも近く、古くからある由緒ただしい部落です。 それなのに、島の人々にも「大浦ってどこにあるの?」と言われてしまう不思議なところ。 観光名所はないけれど素朴で楽しい大浦部落に住む、早期退職オヤジの暮らしを紹介します。 (注:沖縄では集落のことを部落と呼びます。差別的な言葉ではありません)

前回に引き続き、毛糸をフェルト針で刺して作ったフェルト・キャットの作り方。
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前回作った土台をさらに猫らしい形に成形します。P5300127
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形がある程度ととのったら目を固定します。
目の固定方法はいくつかありますが、私は裏に木工用ボンドを塗って接着しています。
両面テープを丸めて着けても大丈夫です。
目を接着したら、ワタワタで覆ってから眼球の上を斜めに切ります。
目を閉じている状態を作るわけですね。
そこから上下に目蓋を開く感じでワタワタを寄せていきます。
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この時になるべく自然な目のみえかたになるように開くのがコツです。
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後頭部にもワタワタを盛って頭の形を作った後に、目の位置に合わせて耳を付けます。
耳は一辺6㎝の三角形のフェルト生地になるように羊毛を刺して作ります。
スチームアイロンで熱して刺すのを繰り返すと薄く作ることができます。
この耳の薄さは課題の一つで、より薄くシャープに作る方法を試行錯誤しています。
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鼻はピンクのフェルトを刺し固めます。
鼻と目の周りには、͡こげ茶の羊毛を縒って埋め込みます。
あとは、猫の模様にあわせて植毛用のフェルトを刺していくだけです。
植毛用のフェルトは、いろいろな色のセットが売られているので、自分が作る猫に合わせて選ぶとよいでしょう。

毛の色と流れを見ながら2㎜間隔くらいで植毛して、鋏で切りそろえます。
鋏で横から切ると毛が一直線に切れて不自然なので、鋏を毛に対して垂直にして、刃先で毛先をチョンチョンと切ってやると自然な感じに仕上がります。
毛をふんわりと立たせてやるのがコツです。
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作製にあたっては、こちらの本を参考にしつつ自分なりのアレンジをしています。
作品集として見ても楽しい本ですよ。

フェルト・キャットってご存知ですか?

毛糸をフェルト針で刺して作った猫の人形?のことです。
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プロの作家さんが作る注文品は、一体20~30万円もするんだそうです。

私は猫好きなうえに生来の工作好きなもんで、真似して作ってフェイスブックなどに載せたところ、「欲しい」とおっしゃる方がおられたので、お譲りしているうちに口コミで、何人かの方にフェルト猫を作って差し上げることになりました。
もちろんプロではないので、何万円もいただいたりはしません。
実費プラス手間賃程度のささやかなお値段です。

今回も、フェルト猫を買ってくださった方のお友達がそれを見て「私も欲しい!」ということで、その方の愛猫に似せて一体作らせていただきました。
そんなわけで大浦とは関係ないけど、フェルト猫の作り方をご紹介♪

まず最初は、お目々つくりです。
プラスチックの板にアクリル絵具で目を描いて、半球のガラスを接着します。
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最初はUV硬化レジンで自作していたのですが、ガラスの透明度や質感が一番綺麗ですね。
描き方次第で瞳の大きさや色を変えられるので、この方法でやっています。
ガラス玉の自作は無理なんで、直径12㎜の半球ガラスを使用しています。


「人形は目が命」なんで、より良い目の作り方は常に試行錯誤しています。
専門家が作った素晴らしいぬいぐるみ用の猫の目も売っていますが、1セット5千円~9千円もするので、それはとても使えませんね。

土台は、ハマナカのワタワタというフェルトを使います。


今はアマゾン様のおかげで、宮古島にいても送料無料で買えるのがありがたいです。
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ワタワタを適量(手のひら大)取り、厚さ2㎝、直径5㎝の円盤形になるよう、フェルト針で刺し固めます。
同時に直径1㎝くらいのボールを4つ作ります。
土台の中心に合わせて、目をセットしてみます。
フェルトボール4つを合わせて、
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これを土台にセットし、フェルト針で刺し固めます。
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目の位置は仮置きで、まだ固定していません。
ここからフェルト針で刺しながら形を整えて、猫らしくしていきます。

作製にあたっては、こちらの本を参考にしつつ自分なりのアレンジをしています。
作品集として見ても楽しい本ですよ。

サガリバナってご存知ですか?

奄美より南にしか生えていない常緑樹に咲く花です。
初夏の時期に夜だけ咲き、朝には散ってしまう一夜限りの儚い花。

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うちのご近所にあるサガリバナの木は、毎年見事な花を咲かせます。
木から花序が垂れて、そこに沢山の花が咲き、バニラのような甘い香りを放ちます。
パッと咲いてパッと散る。その花の姿からも夏の夜の花火を思わせる花です。
これは夜7時過ぎの写真ですが(夏の宮古は夜7時過ぎでも明るいんですw)、夜中に見ると闇夜にぼんやりと白い花が浮かび上がって、とても幻想的です。

夜にだけ咲く花には待宵草もあります。竹久夢二の歌にある「宵待草」と同じものです。
こちらはあちこちに咲いていて、ほぼ雑草扱い。
カワイイ花なんですけど、ちょっと可哀そうですね
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今日はこんな本を読みました。





田舎暮らしに虫とヤモリは付き物。
沖縄の害虫といえば、巨大G!
が有名ですが、あれは出ると怖いものの、一度に大量発生することもないし、それほど実害はありません。

この時期、一番やっかいなのはカナブン(コガネムシ)。
これが玄関の外灯の壁一面に、毎晩ビッシリとあつまります。
その数は10や20じゃありません。
家の灯りにも誘われて、網戸の破目から家に進入してブンブン飛び回ります。

コガネムシの成虫による葉や果実の食害もありますが、それよりも深刻なのは幼虫による根っこへの被害。別名「根切り虫」といわれるように、植物や木の根を切って枯らしてしまう、困った害虫なんです。

これの対策として一番簡単なのは、
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ペットボトルの首を切って、
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それを逆さに差し込み、中に数滴の中性洗剤を混ぜた砂糖水を入れておきます。
すると樹液にカナブンが集まるように、この中にカナブンが入り込んで、中性洗剤で気門が塞がれて呼吸困難になって死にます。
このペットボトル1本が数日でいっぱいになるほど取れます。
画像はグロいので掲載を控えました(笑)

簡単で効果的なので、カナブンでお困りの方は是非お試しください。

注意!!
めちゃくちゃ臭いです!!!
取り扱いにはご注意ください。


皆さんに緊急拡散をお願いした前回の記事では14,000ビューと、非常に多くの方々の反響をいただきました。
この反響の大きさにより、市議、県議、行政担当者、新聞社などの素早い対応をいただき、本日、とりあえず工事の進展を食い止めることができました。

ご協力をいただいた皆様には心より感謝いたします。

狩俣政作市議会議員には本日午前中より関係各所を集めた緊急会議を行っていただき、午後には沖縄県土木建築部道路管理課、宮古島市農林水産部みどり推進課の担当職員の方々、國仲昌二市議会議員、宮古新報の記者の方々の現地視察をいただきました。

各方面にこのような迅速な対応をしていただけたのは、事件の重大さのみならず、ひとえに皆様のご協力による社会的反応の大きさがあってのことです。
昼に入ったそば屋のおばちゃんにも「なんか大浦でヒドイ工事がされてるみたいね。知ってる?」と言われたほど、多くの世論が後押しをしてくれました。
これがなければ、ここまで迅速な動きにはならなかったでしょう。
このブログをシェアしていただいた皆様には本当に感謝しかありません。
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上が昨日のスロープですが、真ん中のブッシュの位置を比較すると、スロープの左側が一部撤去されていることがわかります。この土砂が海に流入すると思うとゾッとしますが、とりあえずスロープの撤去が始まったということです。

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この工事の最中にもかたぶい(スコール)が降り、工事中の土砂が海に流れ込んでしまいました。
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画像ではわかりづらいですが、波打ち際の水中に海砂とは違う茶色い土砂の粒子が舞っています。
沖縄はすでに梅雨入りしており、毎日のように雨が降ります。
内地の梅雨とは違い、土砂降りのスコールが短時間に降るのが沖縄の梅雨です。
今日の雨でも短時間で土砂の流出水路ができていました。
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赤土被害によって、やっと復活し始めたサンゴが、また死滅しないことを祈るばかりです。

土木機械は、数千年、数万年の年月で築き上げた土地を一瞬に破壊してしまいます。
1日も早く工事を喰い止められたことは不幸中の幸いでしたが、ここまで壊滅的に破壊された土地は、決して元には戻りません。
行政が「原状復帰」を指示しても、それは現実的には不可能です。
今できることは、海への悪影響を最小限に留められる形で、この惨状をなんとか作り直すことしかありません。
本当に最善の復旧工事が行なわれるように、その場しのぎの工事でお茶を濁されないように、今後も行政や市議とともに、しっかりと監視していかなければなりません。


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